1. いちばん分かりやすい直接式
開始値がB2、終了値がC2、経過年数がA2なら、私はまずこの式を使います。セルを見れば何を割って何乗しているか分かるので、レビューもしやすい方法です。
2. RRIで同じ問題を解く
RRIは期間数、現在価値、将来価値から等価な成長率を返す関数です。開始値と終了値があり、期間が規則的なら式を短くできます。私ならモデルの中で数式の意味を見せたい場合は直接式、関数名で意図を明確にしたい場合はRRIを選びます。
3. 実際の日付や入出金があるならXIRR
日付が2021-01-01から2026-09-13のように中途半端な場合や、途中に入金・出金がある場合、単純なCAGRだけでは情報が足りません。MicrosoftのXIRRは日付付きキャッシュフローを扱い、365日基準で割り引きます。
私は『最初の金額をマイナス、最後に戻ってくる金額をプラス』のようにキャッシュフローとして並べ、日付列と値列をXIRRへ渡します。
どの方法を選ぶか
| 状況 | 私なら使う方法 | 理由 |
|---|---|---|
| 開始値・終了値・年数 | 直接式 | 式が見えて検算しやすい |
| 同じ条件を関数で表したい | RRI | 等価成長率を短く書ける |
| 実日付・不規則な入出金 | XIRR | キャッシュフローの時点を反映できる |
Excelでよく起きるズレ
CAGR計算機とExcelの結果が違うとき、私は小数点より先に『期間の定義』を見ます。5年なのか5.7年なのか、日付差を365で割ったのか、実際のXIRRでキャッシュフローを評価したのかで結果が変わります。表示桁数だけ違うこともあるので、セルの内部値も確認します。
- パーセント表示にする前の内部値を確認する
- 年数を年ラベルの個数で数えない
- 日付を文字列ではなくExcelの日付として保存する
- 途中入出金を開始値・終了値へ押し込まない