Excelで再現する

ExcelでCAGRを計算する方法

ExcelでCAGR(年平均成長率)を計算する3つの方法を整理。直接式、RRI、実日付のXIRRを、使い分けと具体例つきで確認できます。

執筆 記載した計算根拠と照合済み

先に答え

私がExcelでCAGRを出すときは、まず問題が『開始値・終了値・年数だけ』なのか、『実際の日付や途中のキャッシュフローまである』のかを分けます。前者なら直接式かRRI、後者ならXIRRを使います。

ExcelでCAGRを計算する方法

1. いちばん分かりやすい直接式

開始値がB2、終了値がC2、経過年数がA2なら、私はまずこの式を使います。セルを見れば何を割って何乗しているか分かるので、レビューもしやすい方法です。

=(C2/B2)^(1/A2)-1

2. RRIで同じ問題を解く

RRIは期間数、現在価値、将来価値から等価な成長率を返す関数です。開始値と終了値があり、期間が規則的なら式を短くできます。私ならモデルの中で数式の意味を見せたい場合は直接式、関数名で意図を明確にしたい場合はRRIを選びます。

=RRI(A2,B2,C2)

3. 実際の日付や入出金があるならXIRR

日付が2021-01-01から2026-09-13のように中途半端な場合や、途中に入金・出金がある場合、単純なCAGRだけでは情報が足りません。MicrosoftのXIRRは日付付きキャッシュフローを扱い、365日基準で割り引きます。

私は『最初の金額をマイナス、最後に戻ってくる金額をプラス』のようにキャッシュフローとして並べ、日付列と値列をXIRRへ渡します。

=XIRR(B2:B3,A2:A3)

どの方法を選ぶか

状況私なら使う方法理由
開始値・終了値・年数直接式式が見えて検算しやすい
同じ条件を関数で表したいRRI等価成長率を短く書ける
実日付・不規則な入出金XIRRキャッシュフローの時点を反映できる

Excelでよく起きるズレ

CAGR計算機とExcelの結果が違うとき、私は小数点より先に『期間の定義』を見ます。5年なのか5.7年なのか、日付差を365で割ったのか、実際のXIRRでキャッシュフローを評価したのかで結果が変わります。表示桁数だけ違うこともあるので、セルの内部値も確認します。

  • パーセント表示にする前の内部値を確認する
  • 年数を年ラベルの個数で数えない
  • 日付を文字列ではなくExcelの日付として保存する
  • 途中入出金を開始値・終了値へ押し込まない

自分の数値で確認する

CAGR計算機で同じ計算を確かめる

式が正しいか確かめたいとき、私は開始値・終了値・期間を自分の数字に置き換えます。CAGRだけでなく、合計成長率、倍率、平滑化した推移、年ごとの表まで同じ前提で確認できます。

CAGR計算機を開く

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